「Batman Returns」

職場の同僚に映画「バットマン」シリーズのDVDを借りたので、以前見たことのある「バットマン」は飛ばして「バットマン・リターンズ」を見たよ！

平和が戻ったのも束の間、暗黒都市ゴッサム・シティーがまたもや悪の手に落ちようとしている。数々の事件の陰に見え隠れするのは、悲しい運命ゆえに異常な野望にとり憑かれた怪人ペンギンと、復讐に燃える美貌のキャットウーマンの姿。そしてバットマンは再び現れた!

クリストファー・ノーラン監督の3部作を見た後で、また雰囲気がガラっと変わったティム・バートン・ワールドな作品だけど、これはこれでまた良い。バートン×ダニー・エルフマン節炸裂のちょっと不気味でファンタジックなオープニングから引きこまれるね。クリスマスにサーカス団が暴れるシーンや下水道でペンギンたちが出動するシーンはテーマパークのアトラクションのよう。

とんでもない特殊メイクで怪人ペンギンを演じたダニー・デビート、ピッチリスーツのセクシーなキャットウーマンを演じたミシェル・ファイファーどっちも名演技だったけど、一番の悪役はやっぱり、実業家マックスを演じたクリストファー・ウォーケンでしょう！　怪人ペンギンを利用して悪巧みをしたり、それに勘付いた秘書をビルから突き落としたり、オールバックのシルバーヘアであの悪そうな顔。あれは印象に残る悪役のひとりだよ。

見よこの眼力

魅力的なキャラクターを描きつつもエンタテインメントとして素晴らしく、前作よりもさらにバットマンの影が薄い作品。バットマン映画はこうでなくっちゃ。おすすめ。

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