「ファーゴ」
コーエン兄弟好きなくせに有名すぎてなんとなく避けてた「ファーゴ」を見たのでネタバレビュー!
妻を偽装誘拐を企むカーディーラーの夫と二人組の犯人、その事件を追う妊婦の婦警を描いた話。事実に基づいた話と冒頭シーンに紹介されてたから「こんな事件あったんだ、ひどい話だ」とか「事実は小説より奇なり、だなあ」なんて見ながら思ったよ。どうでもいいようなセリフも自然で、配役もキャラにピッタリで、どんどんこの映画に引き込まれていった。スティーブ・ブシェミは相変わらず変な顔だし。
日常の延長にある人々の狂気と正気を上手く魅せたコーエン兄弟らしい映画。雪だるま式に増えていく罪と翻弄される犯人たち、婦警の生活のなかの一部として事件があるといった日常を自然に映してた。
"わずかなお金のため バカなことを 人生はもっと価値があるのよ こんなにいい日なのに"
ラストシーンで婦警が犯人に言った印象的なセリフ。そうだよ、人生は価値のあるものだ。こんな素晴らしい婦警が実際にいるんだね。実際の犯人がスティーブ・ブシェミほど変な顔だったのかはわからないけど!
エンドロールを最後まで見る映画好きな貴方にオススメ!
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